いよいよ銀山・龍源時間歩へ |
LEICA M9
Voigtländer ULTRON 28mm F2
ストロボをたいたので、頭上の標識が白く飛んでしまいました。
ほんの数メートル中へ入るととたんに坑道は狭くなります。
壁面はノミで打ち欠いたままの状態でその跡もクッキリと残っています。
所々に横穴がありますが、どれも狭く奥深くて現代の大人が入っていけるような広さではありません。
これらの横穴は銀の鉱脈にそって掘られているそうで、メインの坑道とはほぼ垂直に掘られています。
坑道内上部からは水がしたたり落ち、鍾乳石のようになっているところもありました。
もとは暗黒の世界ですが、見学用の照明で植物が繁茂しているのも奇妙な光景でした。
奈落の底に向けて、排水溝が100mも掘られているそうです。
一般公開されている坑道は273mですが、先端は更に奥深くへとつづいていました。私達親子は写真を撮りつつ、じっくり観察して一時間ばかり穴の中にいました。
LEICA M9
LEICA SUMMICRON-M 35mm f/2 ASPH
この龍源時間歩は石見銀山で二番目に大きな間歩だそうで、次回訪問の際には最大の大久保間歩を訪ねてみたいと思っています。
つづく。
相当深くまで掘られた坑道なんですね。
ありがとうございます。
この暗黒の世界が大航海時代以降の欧州を潤す銀を産出していたことに驚きます。一般には非公開のより大きな坑道は、その昔に奉行が馬に乗ったまま入ったということです。今度訪ねるときにはそこを見学できるよう事前に許可を得ていくつもりです。